2012年7月12日木曜日

【SV-SEC】起業家訪問−清川忠康さん


先日は、SV-SEC参加者及び運営で、株式会社ミスタータディー代表取締役社長の清川忠康さんにお会いしてきました!

清川さんは去年の夏にスタンフォードMBA卒業後、メガネの通販サイトOh My Glassesの運営を行う株式会社ミスタータディーを創業された方です。清川さんから、先輩起業家としてエール、そしてアドバイスを頂き、参加者・運営共に、モチベーションがさらにグググっと上がりました。

http://www.ohmyglasses.jp/


(そして、そのあとは、参加者と運営で飲み会!!ビジネスプランやプログラミングスキルの話をしたり、プライベートの話をしたり…この仲間とシリコンバレーへ行くことが更に楽しみになりました^^)

それでは、こちらからは、清川さんとのセッションについて書きたいと思います!

~清川さんからのお言葉(抜粋)~
『日本とSVでのinnovationの違い、つまり、事業を生み出す仕組み・手順の違いを肌で感じてこい!』

「起業家、エンジェル投資家、ベンチャーキャピタリスト、一般大衆(ex起業家が失敗した時にどのような目で見るか)、法律など、起業に関連する様々なファクターにおいて日本とSVでは違いがみられる。もちろん、どちらが優れているという話ではない。ただ、今の日本の起業環境・システムが不十分であることは事実だ。そのため、日本とSVの違いを体感し、どうしたら日本の起業環境・システムがワークするかを考えることが重要なのだ。」

清川さんは、産業再生のプロフェッショナルとしてご活躍された経験を持ち、そのビジネスの現場にて、「今後日本は新しいビジネスの創造が必要だ。新しいビジネスが生まれなければ、20~30年後の日本の未来はない。」と感じたそうです。
そして、スタンフォード大学でのMBAや、シリコンバレーでの経験から得たことを駆使して日本にて起業し、日米の起業環境の違い、そして、日本の起業環境を改善する必要を体感されたとのことでした。

この背景のもとに語られた清川さんの上記のお言葉は、心に強く響くものでした。SV-SECという機会を活かし、参加者はプレイヤー(起業家)として、運営はプレイヤーを支える側として、SVで日本とSVの違いを学び、日本で新しくビジネスを創造しやすい環境を創りあげるヒントを得てきたいと思います!!!

では、少しだけ、清川さんから教えて頂いた「違い」についてご紹介したいと思います☆
「例えば、起業家の意識。SVの起業家は決して、大金を稼いで、浮ついたりはしない(起業家として重要な意識である、と教えて頂きました)。彼らは、ローキーなのだ。例えば、ザッカーバーグがパーカーなどラフな格好でいることからも明らかであろう。SVでは、10億、20億稼ぐ人はザラにいることも、ちょっとやそっとでは浮つかない理由の1つだ。しかし、一番の理由は、世の中にimpactをもたらすこと、人々のbehaviorを変えるこ
とを本気で目指して起業していることである。」

その他にも、教育(ex.失敗の仕方を明確に教える @StanfordのD-School)や学生の意識(ex.将来の選択肢として「起業」が当たり前になっている)の違い、ベンチャーキャピタリストやハッカーの考え方の違い等をお話して頂きました。さらには、資金調達方法等についてもご指導頂きました。清川さんから資金調達について下記の書籍をご紹介頂いたので、関心のある方はご覧になってください^^

Venture Deals」(Brad Feld, Jason Mendelson 著)

起業のファイナンス」(磯崎哲也)


また、シリコンバレーの次に熱い国は、「ベトナム」や「インド」「イスラエル」とのこと。次のビジネスチャンスを狙っている方、是非これらの国の動向にも目を向けてみてください♪

今回のセッションでは、「behaviorを変える」ことを本気で目指している先輩起業家、清川さんからエール、そして、アドバイスを頂くことができました。

学生の想い、考えに真摯に向き合って頂いた清川さんに、心より感謝申し上げます。
また、SV-SEC参加者が彼らのビジョンやビジネスモデルについて語っている姿をみて、運
営として、その本気度に大変感銘を受けました。

SV-SECをより良いプログラムにするよう、運営一同頑張ります!!

それでは、今回はこのへんで^^

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