2012年8月20日月曜日

【SV-SEC】シリコンバレー報告④

SV-SECも終盤戦に差し掛かりました。
参加者は、closed β版のローンチに向けて開発に勤しんだり、
CAAのワークに取り組んだり、
様々な方とお話したり、
怒涛の日々が続いております^^

 814日】
Ycombinator見学
Apple見学
 Garryさん: http://www.linkedin.com/in/garrytan


YcombinatorGarryさんにY combinatorを案内して頂きました。

エントランスを入ると…

StartXPlug&Playのようなコアワーキングスペースがあるのかと思っていましたが、
ただ、だだっぴろい空間(イベント等の開催に使うそう)が広がっていました。

Y combinatorは、Officeは提供しない方針だそうです。

 Garryさんは、
【その方が集中できる!】
【ネットワーキングは本質じゃない。ユーザー獲得・コードを書くことが大切!】と仰っていました。

あと、起業家が取り組む問題の重要性を、【問題の深刻さ×その問題をかかえている人数】と定義していて、とてもしっくりきました。

そして、成功する起業家は、【世界がどうあるべきかビジョンを持っている】とのこと。

 はじめから大きな問題に取り組まずとも、最終的なゴールは【世界がどうあるべきか】の水準で持っているべきらしい。

私は、世界がどうあるべきか、といった大きなことを考える経験も、知識もないのですが、

まずは、最終ゴールが見えなくても、自分に正直に、自分のやりたいことを一生懸命やって、
そのうち大きな絵を描けるようになったらな・・・と思います。

 最終ゴールが描けていないと、道を間違えてしまうという話もあるけど、
自分のやりたいことやってれば、小さなゴールはいくつも見えてくるわけだし、
それらの小さいゴールに向けて一つ一つ取り組んでいるうちに、
【世界がどうあるべきか】といった最終ゴールが
 見えてくるのでは・・・と・・・期待してます。


そして次はApple!
 Appleのキャンパスは、白を基調とした洗練された空間。

Googlefacebookのテーマパーク的な空間とはまた違った、【凛】とした印象を受けました。

ランチの時間には、エンジニアの方に社食に連れて行って頂きましたー!

イタリアン、日本食、メキシカン、其々その国のシェフが作っていて、おいしかったです^^

そのエンジニアの方は、小学生や中学生の頃からエンジニアをしていたわけではないため、
Appleには小さいころからcodingをしている方が多い)
自分だからこそできる分野を見つけ、Appleにアプライされたとのこと。
まさか、選考を通るとは思っていなかったそうです。

 そのお話を伺って、
・自分を知ること
・自分の可能性に自分でリミットをかけないこと
 が大切だと感じました。

また、Appleには【80%主義】という考え方があります。
日本人はサービス等をローンチするときに、100%の状態であることを目指しがち。
一方、Appleをはじめ、アメリカはスピード重視。80%でも、適切な時期にローンチします。
そして、苦情あったらすぐに改善し、90%95%の状態にもっていく。

そうすれば、Appleは、「不備はあったけど、数日で改善した。Appleはそれだけの実力がある」との良い評判を得られる。
また、100%を目指しているうちに競合に先を越され、「アイディアはあったのに・・・」と地団駄を踏む可能性も小さくなる、とのことでした。

 やはり(私はIT業界に詳しいわけじゃないけど)、少なくともIT業界では、スピードが大切なんだな、と思いました。

 ただ、日本のマーケットでこれを真似ようと思っても、なかなか難しいそうです。
一番の理由は、顧客からの苦情の数が少ないこと。
たとえ不備があっても、「今回不備あったから次買うのやめよー」と苦情を表にださない人が多いそうです。

日本では、アメリカと比較して、ユーザーの本音をどう集めるかが、より重要みたいですね。


 815日】
Tofu projectTomoさんとランチ
Tofu project: http://thetofuproject.wordpress.com/about/

Tomoさんとの出会いは、とても衝撃でした。

右脳、左脳両方を使っていて、本質をついた話、本来ならば難しい話を、
聞き手がすすすーっとイメージできるかたちで伝えてくれる方でした。

デザインとは・・・・

 例えば、コップが2つテーブルの上においてあったとします。
そこに見えるものは【3つ】。
コップAと、コップBと、その関係性。

Tomoさんは、その3つ目が以前はぼやーっとしていたけれども、
アメリカのアートの大学院を経て、
クリアに見えてくるようになったそうです。
デザインは、その3つ目、関係性を表すこと。そこに意味を見出し、表現すること。
そんなお話をされていて、Cool!、と全身で感じました。

また、デザインはインプットする機会あるにしても、アウトプットする機会がほとんどない…という学生からの言葉に対し、
何かしたいと思ったら【場所をつくっていくべき。場所提供されてからじゃ遅い】と仰っていたのが印象的でした。

 Tomoさんとのお話とても楽しかった!

816日】
Evernoteオフィスにてミーティング
Oracle見学

今日は参加者の感想をご紹介します!
まずは、Evernoteの感想^^

 Evernoteで外村さんとお話し,デザインの重要性を再認識.”賢くまとまってお化粧を忘れてしまう”という言葉が響いた.
また,非常に早口で頭の回転が切れる人で,流石とうなずけた.VCでなくエンジェル,入れるならはじめからこちらで,というアドバイスも大きかった.

 Evernoteオフィスは効率的でかつcreativeな雰囲気.壁面は全て塗装されホワイトボードとして議論ができる.社員は200名前後と非常に少ないながら,あの規模のサービスを提供していると考えると,尋常ではないバリューを各社員が出せている.


次はOracle^^
Oracleオフィス見学では,見学させてもらったキャンパスだけでなんと1万人を超える社員さんがおり,ビルも高層ビルと呼んでいいものが立ち並び,典型的な大企業の趣であった.今回伺わせてもらった会社の中では非常に堅い感じで,参考になった.

 それではこのへんで^^











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